終わり

もう今年も終わりますね。

私にとっては、今年は試練の年でした。そういえば、今年の初めは卒業制作に没頭していたっけ……なんて、随分昔のことのように思えます。それはやっぱり、生活が変わったからなのでしょう。学生から、社会人へ。学生として保護者に守られていた身から、先生として子どもを守る立場になった。なんだか急にぐんと身長が伸びたような、そんな気持ちでした。

自分が先生だと意識し始めたのも最近で、それまで実習生と同じような感覚でいました。お遊戯会を乗り越えたことで、「あぁ、私は先生なんだ。来年も、この子たちと、できれば年中組に持ち上がりたい」と思うようになりました。配属はまだわかりませんが……

今年も紅白を見て、除夜の鐘を聞きながら、静かに新年を迎えたいと思います。お世話になった方々、本当にありがとうございました。

風間深織