読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

M-STyle

ポケモンとマスキングテープ

先生と呼ばれること

日常

働き始めて半年、ようやく自分が「先生」であることを自覚しはじめました。今までは、自分の立ち位置が曖昧で、先生らしいことはあまりしてきませんでした。子どもたちの前で話したり、制作活動をしたりというのは先輩先生の仕事で、ひたすら外で遊び、時間になれば「お片付けだよ」「お部屋に入るよ」と声をかけるのが私の仕事。中にはなかなか部屋に入ろうとしない子もいて、最後の子が部屋に入る頃にはもう給食の準備が始まっていることもしばしば。そのため、部屋に入った子どもたちの動きは、全く把握していませんでした。

新学期が始まり、私も少しずつ子どもたちの前で話してみようということになりました。しかし、もともと話すことが苦手な私は、なかなか子どもたちの心をつかむことができません。特にここ最近は反省の日々が続き、少し自信を失いかけていました。

そんな中、年少に実習生が来ました。その日あったことを熱心にメモし、先生のことを観察し、学び取ろうとする意識が見られました。ただ、どうしても子どもと遊べていないというか、なんというか……受け身な感じがしたのです。

そのとき、私は自分の成長に気がつきました。1学期、子どもととことん遊び、走り回った成果が出てきているのだと思いました。声の大きさや話し方、話すスピード、リアクション。いつの間にか、自分の動きが「先生」になっていたのです。

1学期もたくさん失敗しました。たくさん悩み、たくさん考えました。だから、これからもたくさん失敗して悩んで考えて、成長出来たらいいのだと、そう思えました。今は、自信を失ってる場合ではないのです。きっと、きちんと前を向いて、自分の課題と向き合うときなのです。

他の先生たちと同じように、私は子どもに「みおり先生」と呼ばれます。子どもたちにとって、私は紛れもなく「先生」なのです。ただ、先輩先生たちから見れば、私はまだまだ半人前で、やっと「先生」と「実習生」の中間になったくらいでしょう。一人前の「先生」にはまだ足りないけれど、子どもに「先生」と呼ばれる以上、こんなところでつまずいてる場合ではありません。一歩ずつでも確実に、前に進んでいきたいです。私のペースで。