3年目
仕事を始めて3年目、新人とは言い難い立場になり、毎日バタバタしています。仕事が遅い私は全体の仕事で手一杯で、自分の仕事は積み上がるばかり。残業代も出ないのに、毎日園が閉まるまで仕事をしています。
やらなきゃいけないことに追われ、もはや自分が何をやりたいのかわからなくなり、そこを突っ込まれてあたふたして、でも結果何もやりたくないんです。何もやりたくなくても、出勤すればお金がもらえるんです。やりたいことがなくても、やらなきゃいけないことが終わっていなくても、毎日出勤すればお金がもらえるんです。不思議。
早く仕事を辞めて、スーパーでレジ打ちがしたいです。このままでは、やりたいことを考える暇もなく毎日が過ぎてしまう。どんどん心が削られてしまう。心がすり減って無くなってしまう前に、この仕事を辞めなければと思っています。
子ども達が嫌いなわけではないです。子ども達のことは大好きです。ただ、自分の能力と、園や主任が私に求める能力に差があって、それについていけないだけです。私の能力不足と主任の能力の高さが原因なので、私はしばらく休んだら、自分の身の丈にあった仕事に就きたいです。
年長クラスの子ども達と卒園するのが私の夢でした。上手い具合にそれが叶えられそうなので、もう少し頑張ります。泣かずに。
「ハウとグー! ラジオ」創作後記
テーマA「ラジオ」「上昇気流」「反比例」を聞いたとき、最初に思い付いたのは「グラジオラジオ」でした。最初から、グラジオにラジオさせようと思っていました。というのも、私は小学生の頃から放送委員をしていて、ラジオを聞く習慣があり、ラジオが結構身近な存在だったのです。radikoっていうアプリで、スマホでも聞けますよ! 最近では、星野源のオールナイトニッポンが大好きです!!!
さて、グラジオにラジオさせようと思い付いて、脳内でラジオを始めたのはいいのですが、この人話すの苦手だろうなぁと思って、ハウを投入。脳内で2人が話し始めました。でも、まだ書くには至りませんでした。文字数が絶対的に足りないことが、わかりきっていたからです。
まずは、ラジオの流れを考えました。タイトルコール、ふつおた、流す曲やコーナーなどを決め、それが大体何分の枠でどんな流れで進むのかを書き出し、どこで上昇気流と反比例を組み込むのかもこの時点で決めました。これで、準備は完了です。
ここからは、2人にお任せです。勝手に喋ってくれました。私はただ音響を務め、それを録音して文字に起こしただけです。音響担当ですから。地の文がないのは、そういう理由です。そもそもラジオで伝わるのは文字ではなく、音ですから、地の文は必要ないと判断しました。
また、効果音も入れませんでした。効果音は音でありながら、2人の声ではありません。2人の掛け合いの中に、突然別の音を文字で表記したくなかったというのが一番の理由です。だって、これはラジオなのですから。
私の中のハウとグラジオは私の頭のラジオブースで、勝手にしゃべってくれました。私の作品というよりかは、ハウとグラジオ2人の作品でしょうね。私はただ書いただけ、書いただけなのですから……
まだ途中だけど、おまけ。
「揺れる花簪」創作後記
ポケストフェスBのテーマ「ふじ」を聞いたとき、真っ先に思い浮かんだのは「藤の花」でした。幼稚園の砂場には藤が植えられていて、春になると綺麗な花を咲かせます。そんな花を子ども達と眺めながら「綺麗だね」「紫のカーテンみたい」と話したことを思い出しました。そして、「このお花、つぼみがイモムシみたい。お花はこんなに綺麗なのに、不思議だね」と言う子に、誰かが「綺麗に咲くためのパワーを溜めてるんだよ!」と言っていました。子どもの感性って、なんて素敵なんでしょう……
藤の花をテーマに、まずは花が印象的なポケモンを想像しました。ドレディア一択でした。頭の花について図鑑で言及されているほか、何よりかわいい。映える。いるだけで華やか。ドレディアの話にしようというのは、ここで決まりました。
でも、藤とドレディアをどうまとめようか考えているときに、壁にぶち当たりました。そんなとき、私は運動会の練習で声を枯らしました。普段赤いメガネがトレードマークなのに、メガネをかけずにマスクをつけていました。メガネもなく、得意の歌も歌えず、個性ゼロ。子どもに「先生、だれ?」と言われてショックを受けました。そのときにひらめいたのが、ドレディアの個性を消す……花の咲かないドレディアは、ここから生まれました。
最初は主人公がドレディアの一人称でしたが、話が淡々と進みすぎてしまうのと、主人公の心理描写が重すぎるために没にしました。そこで、キャラに名前をつけ、三人称にしました。藤の咲くドレディアということで、ウィステリアからリア。藤の花言葉は「優しさ・ずっと側にいる」なので、愛らしく努力家で、でも主張しないキャラにしました。理想の女性像? です。トレーナーは、旅で自信をつけてほしいという思いから、花言葉が「自信・信頼」である三角草から、ミスミ・ソウにしました。
そこからは、ひたすら推敲、推敲、推敲でした。途中でインパクトが薄いと思い、守り神と対峙する場面を増やしました。ただひたすらに、言葉を綺麗にわかりやすくしました。声に出して読んで、すらすら読めなかった部分は、言葉を入れ替えたり前後させたりして、読みやすくしました。実は、言葉のリズムは文章を書くうえで私が最も重視していることなのです。
印刷して赤を入れるのもこだわりです。今回は6回くらい印刷したような気がします。
そうして投稿した「揺れる花簪」ですが、エゴサしても感想が全然見当たらず、まさかここまで上位につけるなんて思ってもいませんでした。かなり驚きました。私がこの位置で良いのかと、結果発表ページを見て思いました。こんなに評価をいただけるとは……
ちなみに、マスクネームの「ポニ島のジュカイン」は、ソウのお父さんのパートナーであるジュカインのことです。ハウとグー! ラジオにメールを送ったのは、ソウのお父さんということです。お茶目ですね笑
久しぶりの、ちゃんとした創作でした。楽しかったです!
レクィエム
合唱コンクールにむけて、三善晃の「レクィエム」を練習しています。あまりの難易度に音取りが難航し、それでもなお団員はその曲にしがみついておりました。今日は初めてのピアノ合わせ…… しぬかと思いました。まじで。この曲を歌うと、自分のまわりの重力が狂ってしまうのです。それほどに大変な曲なのです。曲というより、悲痛な叫びというか……
私はどうやら詩の解釈やイメージ力には長けているようなのですが、それを表現する技術が伴わないようで、なかなかうまくいきません。結局今日も何も考えずに歌えと言われてしまいました。何も考えないって、難しくないですか? 私、頭の中映画館なので何も考えずにいるのかなり難しいんです。だからこそのイメージ力だとは思うのですが、私の特技?が活かされるのはいつになるやら……